いよいよNBA 2018-19シーズンが開幕しました!!私のように家族が寝静まってから夜な夜なハイライトや現地サイトをチェックする人間からしますと、このシーズン開幕というのは生活に彩りを与えてくれる1年で最もエキサイティングな素晴らしいイベントです。
今回はPacific Divisionに続き、Northwest Divisionの戦力分析を行っていきたいと思います!
このディビジョンでは大きな動きは無かったものの、各チーム着実な補強で戦力をアップさせており、チームとしての完成度は非常に高いチームが多いです。
今回も独自の分析で、そんなNorthwest Divisionの簡単なチームサマリーとパワーランキングをつけてみようと思います。
(総合力はNBA2Kの選手レートや昨年のスタッツなどを参考につけております)
◆Oklahoma City Thunder
1/5位 チーム総合力91 オフェンス力89 ディフェンス力93
絶対的エースのトリプルダブルマシーン、ラッセル・ウェストブルックも今季で11年目。30歳を迎える彼はそろそろ優勝リングがほしいところだろう。そんなサンダーだが、ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、サージ・イバカ等のメンバーでファイナル進出を果たした2011-12シーズンほどのインパクトはないものの、ポール・ジョージとの契約延長に加え、不良債権化していたカーメロ・アンソニーとのトレードでアトランタ・ホークスのエースガード、デニス・シュルーダーを獲得するなど、明るい話題は多く、FAでナーレンズ・ノエルを拾うなど、着実に昨季より戦力もアップさせている。身体能力の高い2年目のテレンス・フォーガソンの成長や、近年はリーグでは3ポイント力が勝敗を分ける大きな軸とあって、アレックス・アブリネスや新加入のティモテ・ルワウ・キャバロが期待通りの活躍をすれば、ウェストでの4強入りは堅い。ウエストブルック、PG13、そしてスティーブン・アダムズのビッグ3でウォーリアーズとロケッツをどこまで苦しめられるかは非常に見物である。
引用 https://www.express.co.uk/sport/
◆Minnesota Timberwolves
2/5位 チーム総合力90 オフェンス力90 ディフェンス力91
今オフ最もお騒がせなチームとなったミネソタ・ティンバーウルブズ。エースのジミー・バトラーが若手のバスケットボールに対する姿勢と折り合いがつかず契約延長を拒絶。本人の要求を呑み、チームはトレードを試みるものの、ヘッドコーチのトム・シポドーが残留を希望していたこともあり、最終的にはマイアミ・ヒートとのトレード案も交渉が決裂し、結局バトラーは残留、シーズン初戦から試合へも出場している。チームは引き続きトレードを模索することを約束しているが、19年にFAとなる可能性が高いバトラーに対して、リスクを冒してトレードを名乗り出るチームはそうそういないだろう。不穏な空気の中、バトラー、カール・アンソニー・タウンズ、アンドリュー・ウィギンズの実力者を軸に勝利数を伸ばせるか、ある意味注目度の高いチーム。個人的には30歳を迎えるデリック・ローズにはケガ無く、時折全盛期張りの活躍を見せてくれることを期待したい。
◆Utah Jazz
3/5位 チーム総合力89 オフェンス力82 ディフェンス力97
総合力としてNorthwest Divisionで3位に位置付くユタ・ジャズだが、実は各ポジション別のラインナップを見ると最も完成度が高く、ウォーリアーズ、ロケッツという絶対的な2強がいなければ、ウェストを制してもおかしくないロスターとなっている。昨季タッチの差でルーキーオブザイヤーを逃したドノバン・ミッチェルを筆頭に、最優秀守備選手のルディ・ゴベア、強固な体でインサイドを支配するデリック・フェイバーズなどが連ね、何と言ってもそのディフェンス力はリーグ随一。ケガがちなダンテ・エクサム、アレック・バークス、ターボ・セフォローシャにはシーズンを通してコンスタントに活躍してほしいところ。ルーキーのグレイソン・アレンは大学時代はミッチェルのライバルと言われ、プレシーズンでも短時間で得意のアウトサイドを中心に得点を量産できることは証明済み。盤石なスタメンに加え、ベンチの層を保てれば、トップチームからしても決して侮れない存在となるだろう。
◆Denver Nuggets
4/5位 チーム総合力86 オフェンス力89 ディフェンス力83
この夏にチームとMAX契約を結んだ二コラ・ヨキッチをはじめ、スタメンは昨季からの安定の5人が務める。小柄ながら、爆発力は折り紙付きのアイゼイア・トーマスがケガから復帰し、本来の力を発揮できれば得意のオフェンス力により一層の厚みが増すだろう。また、ファンとしてはもう一人のケガ人、マイケル・ポーターJr.の復帰も気になるところ。高校時代に名を馳せたポーターJr.は、椎間板のケガが無ければドラフトでもトップ指名が噂された逸材。チームは長い目で慎重に彼のキャリアを考えるだろうが、今シーズンのNBAデビューを期待せずにはいられない。昨季の屈辱を果たすべく、プレイオフへ出場し、ダークホース的存在となれるかはトーマスとポーターJr.にかかっていると言っても過言ではない。
引用 https://pressfrom.info/uk/news/sport/
◆Portland Trail Blazers
5/5位 チーム総合力84 オフェンス力89 ディフェンス力79
昨季はウェスト3位でプレイオフ進出を果たしたポートランド・トレイルブレイザーズだが、今季はプレイオフ出場も危ぶまれる立ち位置となっている。デイミアン・リラード、CJ・マッカラムをはじめ、チームの主力は変わっていないのだが、昨季プレイオフ争いに名を連ねなかったチームの浮上を考えると非常に苦しい状況。新戦力のフィットと若手の成長がエースのリラードの負担をどれだけ軽減できるか。5年連続でプレイオフに進出しているチームだが、今シーズンの内容次第ではロスターの大幅なテコ入れも考えられる。
以上5チームの戦力は以下の通りです。いやー、本当に強豪揃いで面白いディビジョンですよね。ウェスト2強に次ぐチームは間違えなくこのディビジョンから発掘されるでしょう。
OKC | MIN | UTA | DEN | POR | |
---|---|---|---|---|---|
オフェンス力 | 89 | 90 | 82 | 89 | 89 |
ディフェンス力 | 93 | 91 | 97 | 83 | 79 |
総合力 | 91 | 90 | 89 | 86 | 84 |
次回はWestで残すところひとつのSouthwest Divisionの戦力分析を行っていきます!