遂にプレイオフが開幕しましたね!
今回は第4回目の上位チーム戦力分析ということで、Eastern Conferenceで4位のキング率いる東の王者ことCleveland Cavaliersをピックアップしたいと思います。
スタッツ、毎日のハイライト、それからNBA2K評価を基に独自の分析を行いたいと思います。
ポジション | 名前 | 身長 | 2K Rating | 平均得点 | 平均リバウンド | 平均アシスト |
---|---|---|---|---|---|---|
PG | G. Hill | 191㎝ | 76 | 810 | 2.7 | 2.8 |
SG | K. Korver | 201cm | 76 | 9.2 | 2.3 | 1.2 |
SF | L. James | 203cm | 98 | 27.5 | 8.6 | 9.1 |
PF | J. Green | 206cm | 78 | 10.8 | 3.2 | 1.3 |
C | K. Love | 208cm | 87 | 17.6 | 9.3 | 1.7 |
PG | J. Clarkson | 196cm | 79 | 13.9 | 2.7 | 2.7 |
SG | R. Hood | 203cm | 78 | 14.7 | 2.8 | 1.6 |
PF | L. Nance Jr. | 206cm | 80 | 8.7 | 6.8 | 1.2 |
SG | J.R. Smith | 198cm | 76 | 8.3 | 2.9 | 1.8 |
C | T. Thompson | 206cm | 76 | 5.8 | 6.6 | 0.6 |
PG | J. Calderon | 191cm | 74 | 4.5 | 1.5 | 2.1 |
SF | C. Osman | 203cm | 75 | 3.9 | 2 | 0.7 |
C | A. Zizic | 211cm | 74 | 3.7 | 1.9 | 0.2 |
SF | K. Perkins | 208cm | 72 | 3 | 1 | 2 |
SF | O. White | 203cm | 69 | 3.3 | 1.8 | 0.3 |
SG | J. Holland | 196cm | 68 | 2.3 | 1 | 0.2 |
PG | L. Perrantes | 188 | 67 | 0.5 | 0.3 | 0.4 |
既にファーストラウンドの第一戦を終えているキャブス。始めに、ネタバレになるので
まだ見られていない方はこの先は見ないでください!!!
www.cleveland.comより引用
率直な感想ですが、今日の試合を見て、今年のキャブスは大丈夫かなと、少し不安になってしまいました。カイリーを失い、トレードで受け入れたアイゼイアとクラウダ―は不発(アイゼイアはケガの影響が大きいですが)、その二人に加え、チャニング・フライ、イマン・シャンパード、デリック・ローズをトレードで手放し、見返りとしてジョーダン・クラークソン、ラリー・ナンス、ジョージ・ヒル、ロドニー・フッドを加えたことは記憶に新しいですよね。地味にウェイドもヒートへ手放し、ロスターの半分近くを入れ替えたキャブスはまったく新しいチームへと生まれ変わりました…が、獲得した選手は実際どうでしょう。
ラリー・ナンスはまだ化ける可能性があり、他もスター性ある若手ではありますが、どうしても現時点では”小粒感”を感じざるをえません。チームケミストリーも薄く、ケガ人の影響もあり、スタメンも固められずにプレイオフに突入してしまいました。
また、クリッパーズのディアンドレ・ジョーダン獲得にも失敗した影響から、実質センターと呼べる人材がいない状態では、大型選手を揃えるラプターズ、シクサーズには分が悪いのも事実です。プレイオフ直前にロスターにケンドリック・パーキンスを加えましたが、33歳の彼がどれほどチームを救えるでしょうか。ラブも実質204~205cm、トリスタン・トンプソンも206cmはない状況で、7フッター(213cm)をどれほど守れるか。
カイリーのボヤキから始まったトレード悲劇ですが、スーパースターを失った見返りは乏しく、これでは今オフにレブロンを引き留められる材料が揃うか雲行きが非常に怪しいです。
そんなレブロンですが、プレイオフ初戦でいきなりトリプルダブル(24P、10R、12A)を達成しました。ここで重要なポイントは、レブロンがトリプルダブルを達成しても約20点差でペイサーズに負けたこと。エースのオラディポの活躍が大きいのですが、序盤からランス・スティーブンソンあたりにも引っ掻き回されましたよね。途中、JRスミスの活躍で一時追いつくかと思われましたが、その後の反撃を食い止められず、上位チームではブレイザーズに続き1敗を記録してしまいました。
レブロンは試合後、ファイナルで1勝3敗から逆転した経験もあることから前向きなコメントを残しており、ファンをはじめ、この不利な状況でもまだ何とかなると心のどこかでは思っているでしょうが、果たして今季ファイナル進出を果たせるチーム力があるかは疑問が残ります。グリーン、コーバー等、いぶし銀の活躍をする選手がいるだけに、レブロン、ラブを中心にどこまで立て直しが可能か、2戦目に注目が集まります。
カイリー、ウェイド、レブロン、ラブ、ディアンドレ・ジョーダン。今季理想としたチームからは大幅にかけ離れてしまったキャブス。仮にファイナル進出が果たされ、西でウォーリアーズも上がってくれば史上初の4年連続ファイナル同カード。個人的には楽しみにしたいですが、今季は特に厳しい茨の道が続くでしょう。33歳を迎えたキングレブロン、もしかしたらキャリアで最大の試練を迎えているのかもしれません。
そんなキャブスにとって、もしかしたらこのプレイオフで最大のライバルになるかもしれないPhiladelphia 76ersの戦力分析を次回は行ないたいと思います。